提案した案件は、令和7年度桜井宇陀広域連合各会計予算3件、条例の制定及び一部改正6件、公平委員会委員の選任同意2件、選挙管理委員及び補充員の選挙1件について審議が行われ、原案どおりこれを可決されました。
それでは、今期定例会に提出された各議案の概要について簡略にご報告いたします。
議案第1号「令和7年度桜井宇陀広域連合一般会計予算について」は、歳入歳出予算総額それぞれ1,465万円で、前年度より85万円増となります。一般会計は、広域連合の基本的な運営に必要な経費を計上しています。歳出の主なものとして、議会費は、130万円で、議員報酬などのほか、議員視察研修を実施するための経費を計上しています。総務費は1,170万円で、所掌事務を処理するための人件費、並びに事務所の管理経費等の経常的な経費を計上しています。
民生費は、135万円で、障害支援区分認定審査に対応するための予算を計上しています。そのほか不測の出費に備えるため予備費として30万円を計上しています。
これらの財源として、構成市村の負担金 1,260万円、繰越金205万円を見込んでいます。
議案第2号「令和7年度桜井宇陀広域連合ふるさと市町村圏基金特別会計予算について」は、歳入歳出予算総額それぞれ1,120万円で、前年度より80万円増となります。
歳出の主な事業として、圏域の観光資源を巡りながら、圏域の再発見と交流人口の拡大を目的とした観光探訪事業の実施。また、圏域交流活性化事業としては、令和6年度に引き続き、伊勢本街道をテーマとした「ウォーク」と「スタンプラリー」の2本立ての事業を計画し、圏域の観光資源である「伊勢本街道」への誘客を図ります。その他、「フォトカレンダー」、「広報紙みどりの風」の作成や、冬の観光PR動画の編集を行う等、ふるさと振興事業を実施します。また、「こどもサッカー教室」の開催も実施していきます。
これらの事業に充当する財源の主なものは、構成市村の負担金として400万円、基金の運用益として335万8千円、基金(取り崩し型)繰入金50万円、繰越金125万5千円、諸収入として、自治総合センター助成金、日本スポーツ振興センター助成金等208万7千円を見込んでいます。
議案第3号「令和7年度桜井宇陀広域連合介護保険特別会計予算について」は、歳入歳出予算総額それぞれ6,580万円で、前年度より1,090万円の増となります。
国が推し進めている情報システムの標準化に対応する費用として913万円を予算計上し、その財源として、新たに、臨時負担金として同額を計上しています。
その他、介護認定審査会に要する予算を計上し、この財源として、構成市村の負担金として4,900万円、繰越金として762万円、諸収入5万円を計上しています。
これらの財源として、構成市村の負担金として4,900万円、繰越金として585万円、諸収入5万円を計上しています。
続いて、議案第4号から議案第9号までは、刑法や旅費法の一部改正、地方公務員の給与改定等に伴い、関係する条例の制定及び一部改正を行うものです。
続いて、「桜井宇陀広域連合公平委員会委員の選任につき同意を求めることについて」は、桜井市の髙岸正光(たかぎし まさてる)氏と宇陀市の西岡保千代(にしおか やすちよ)氏を選任することに同意されました。
最後に、「桜井宇陀広域連合選挙管理委員及び補充員の選挙について」は、選挙の結果、選挙管理委員には、桜井市の土谷好秀(つちたに よしひで)氏、宇陀市の稲本喜典(いなもと よしのり)氏、曽爾村の岡本美津子(おかもと みつこ)氏、御杖村の今西隆雄(いまにし たかお)氏が、補充員には、桜井市の西浦哲氏(にしうら さとし)、宇陀市の西岡博文(にしおか ひろふみ)氏、曽爾村の新山保(しんやま たもつ)氏、御杖村の森本敏昭(もりもと としあき)氏が当選されました。
今回は一般質問の申出はなく、当日提案された全ての審議を終え、午後3時57分に閉会しました。