総務費は、1,156万3千円となり、所掌事務を処理するための人件費、並びに事務所の管理費等の経常的な経費が計上されています。
民生費は、118万8千円で、障害支援区分認定審査に対応するための予算が計上されています。
これの財源としては、構成市村の負担金が1,220万円、繰越金160万円となっています。
議案第2号、平成31年度ふるさと市町村圏基金特別会計予算については、歳入歳出予算総額1,110万円で、対前年度と比較して30万円の減となっています。
歳出の主なものは、広域観光の施策として、圏域をめぐっていただくための、観光探訪事業を実施し、桜井・宇陀の魅力を伝えていくことにあわせ、アンケート結果を基に事業の検証を行いながら、さらに満足いただけるよう、また、広域観光のメリットが活かされるよう、工夫を積み重ねていきたいとのことでした。
また、曽爾村におきまして、構成市村共通の地域資源であります、アウトドアとレジャーにスポットを当て、多世代の交流による地域の活性化を図る目的の集客イベントを開催予定とのことでした。
さらに、平成24年度から実施しています、スポーツ振興センターの助成金を活用した、奈良クラブの選手を講師に迎えてのサッカー教室は、毎回、大変好評であることから開催回数を増やして開催し、子どもたちの健やかな成長につなげていきたいとのことです。
その他、皆さんに桜井・宇陀を知っていただくため、ふるさと物産展の開催、カレンダー、及び広報紙の発行、ホームページなどをもって、圏域の魅力を広く伝えるとともに、奈良県、及び奈良県ビジターズビューローなどとの連携による観光戦略としてのPRなど、可能な限りの情報発信事業や観光紹介を、旅まつり名古屋、奈良マラソンなどへの物産展ブースの出展などをとおして、観光キャンペーンなどに努めていくのとことでした。
これに充当する財源の主なものは、構成市村の負担金が400万円、運用型基金の運用益として335万8千円、繰越金103万1千円、諸収入である自治総合センター宝くじ助成金200万円、日本スポーツ振興センター助成金55万円を活用しての事業の実施であり、今後とも、各種補助・助成金の活用をはじめとした財源確保に努め、ふるさと振興事業に実施に務めますとのことでした。
次に、議案第3号、平成31年度介護保険特別会計予算については、歳入歳出予算総額5,344万1千円で、対前年度と比較して39万7千円の減となっています。
この会計は、介護保険の認定審査事務を行うための経費を計上しており、高齢化の進展等に伴う審査件数の増加に対応できるよう、年間の審査会開催数171回を見込んでいます。
歳出の主なものは、介護認定審査会委員報酬として1,101万6千円、同委員の旅費に係る費用弁償70万7千円、市村からの派遣職員3名分の負担金として2,355万円、介護認定審査会支援システム機器等借上料、及びその保守として344万5千円、新元号改正に対応するためのシステム改修費用として54万円、その他、介護認定に伴う事務費などが計上されました。
その財源は、構成市村の負担金が、昨年度と同額の4,900万円、繰越金439万1千円、諸収入5万円を計上し、歳入歳出の均衡が図られています。
今回は、一般質問の申出はありませんでした。
以上、当日提出された、すべての議案の審議を終え、午前11時20分に閉会しました。
なお、定例会に先立ち午前9時30分から開催した全体協議会において、提出議案である、平成31年度の各当初予算の概要について説明がありました。
以上、平成31年桜井宇陀広域連合議会第1回定例会の報告とします。